酸素流量計算フォーム
使用方法は 設定流量(L/min)と酸素濃度(%)を入れ、計算ボタンを押してください。
表示された値を、酸素流量計に設定すると目標の酸素濃度で治療が行えます。
在宅医療でハイフローセラピ診療報酬
2022年4月から在宅で成人に対してハイフローセラピー(高流量酸素療法)を行う場合、在宅ハイフローセラピー装置加算という名目で診療報酬の算定が可能になり、1,600点が加算できるようになりました。
今後は在宅療養へ向けて院内でハイフロー設定の調整を行うことや、在宅でハイフローを使用している患者さんが体調を崩して入院してくることも増えていくことが考えられます。 入院中は在宅で使用している機器をそのまま使用することもあると思います。
ハイフローセラピーで設定する項目
ハイフローセラピーで設定する項目は3つあります。
①流量
②温度
③酸素濃度
在宅で使用するハイフローセラピー装置は酸素濃度を表示しない機器が多いため、酸素濃度設定に困ることがあると思います。
酸素濃度設定
在宅ハイフローセラピー装置は流量と温度のみが設定でき、酸素濃度を装置側で設定できない機器がほとんどです。
その場合は酸素流量計を使用して壁配管から適切な流量をハイフロー装置に流す必要があります。
酸素流量計から投与する酸素流量は計算式で求めることができますが、 計算が面倒な方でも簡単に求められるように上に自動計算フォームを作成しましたのでご活用ください。
酸素濃度が正しく設定されているか不安な場合は、酸素濃度計を使用するとより正確に濃度設定することができると思います。
病院は100%の酸素が流れていますが、在宅で使用する酸素濃縮器は90%程度の酸素濃度となります。
病院から在宅に移行するときには酸素流量を調整することもありますのでご注意ください。