看護師さんが知らないと損するコツを臨床工学技士が伝授します

毎日多くの看護師さんや先生から医療機器の使用方法や操作のコツについて相談を受けます。頂いた相談に対する答えをブログを通してみなさんに伝えることにより、少しでも多くの人の悩みや疑問を解消できるお手伝ができればと思いブログの開設を行いました。

在宅で使用する人工呼吸器の酸素濃度の求め方。酸素投与量を計算フォームを使用して求めてみよう。


在宅で使用する人工呼吸器のほとんどが酸素濃度を調整する機能が付いていません。 このため手動で酸素流量を設定し、人工呼吸器や呼吸器回路から付加しなければいけません。

また、酸素濃度を表示する機能が付いていない機種が多く、 酸素濃度を知るためにはオプションで酸素表示器を取り付けたり、 付加する酸素流量を計算式で求めたりする必要があります。

しかし、酸素濃度を求める計算をするのは複雑な式を使わなければいけないので大変💦との声がいくつも寄せられました。

今回は簡単に計算できるよう自動計算フォームを作成しましたので、良かったら使用してみてください。

酸素流量計算フォーム

目標とする酸素濃度(%)
患者さんの分時換気量(L/min)
リーク量(L/min)

付加する酸素流量(L/min)

酸素流量計算フォームの入力方法

①目標とする酸素濃度(%)を入力します。

②患者さんの分時換気量(L/min)を入力します。

③リーク量(L/min)を入力します。

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人工呼吸器の分時換気量とリーク量

計算ボタンを押すと「付加する酸素流量」が表示されます。 酸素流量計や酸素濃縮器の流量を合わせて酸素を投与してください。

患者さんの換気は常に同じではなく、換気量が変化します。また、リーク量も変化することがあります。

換気量やリーク量が大きく増えると酸素の割合が少なくなり、酸素濃度が低くなるため酸素化が悪くなることがあります。 人工呼吸器使用中はSPO2や心拍などを外部機器で測定を行い、人工呼吸器に異常があった場合にもすぐに気が付けるよう心掛けましょう。

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