先日、世界征服を企む謎の国際的秘密組織の集会に参加してきました。
というのは冗談で、医療安全講習会に出席してきました。
医療安全講習会のなかで、個人の技術が優れた人や、患者さんのために一生懸命やっている人達がどれだけ集まっても医療事故が起きてしまうため、チームワークがいかに大切なことかを教えていただきました。
最近では多くの施設でチーム医療(一人の患者に複数の医療専門職が連携して、治療やケアに当たることです)を掲げているところが増えてきていますが、実際は多職種が医師のサポートをしている「なんちゃってチーム医療」を行なっている施設もあると思います。
また、患者さん中心にしたチーム編成になっている場合もあります。
本来のチーム医療は、患者さんを含めたメンバーで、職種間の格差がないことが望ましいとされています。
チーム医療を成立させるためには、各職種・個人を理解することも必要です。しかし、各職種や個人における信念があり、対立する場合があると思います。その時にはお互いにコミュニケーションを行い、相互承認をする必要があります。
相互承認をスムーズに行うためには大事なことが複数あると思います。
そのなかの一つにリーダーシップがあります。
しかしこの「リーダーシップ」という言葉、定義が明確ではありません。
以下にリーダシップについて解説した文を掲載いたします。
リーダーシップにはビジョンが不可欠
リーダーシップ(leadership)は、英語を直訳すれば指導力や統率力という意味になります。しかし、実際にはリーダーシップはさまざまな意味を持っています。
リーダーは役割であり、リーダーシップは要素や方法を表します。リーダーシップとは掲げられた目標に向かい、チームを導いたりチームの内部で構造を維持したりすることです。最も基本的なことは下記3項目となります。
- メンバーを巻き込むが付き従うビジョンを作成する
- ビジョンの実現に向けてメンバーがモチベーションを保てるように励まし支える
- ビジョン実現への課題を解決する
これらのことは一人で成し遂げていくものではありません。組織やチームという集団による行動を示します。組織に属するメンバー一人ひとりがリーダーシップを発揮し成し遂げていくものなのです。「ビジョン」という未来の状態を目指して如何に行動していくべきか、リーダーシップには多くのことが要求されます。
bizhint.jpより引用
リーダーシップとは、医師だけが持つものではなく、チーム全員がリーダーシップの意識を持って行動しなければいけないことだと思います。
患者さんが急変した場合、医師は治療や処置に集中して周りが見えなくなることがあります。常に医師の指示を待つのではなく、チームの状況をよく見て人的・物的資源を適切に調整したり、チームの方向性を適切に示し、フィードバックを行うリーダーシップを発揮しなければいけないと思います。
このためには多くの医療スタッフがリーダーシップに関する知識もつけていかなければいけないと思いました。
講習会のなかで、1チーム7名で複数チームを作り、A4用紙とノリとハサミが用意してあって、時間内に何個の短冊を作れるかのゲームを行いました。一人だけで短冊を作っても勝つことはできません。各自が作った短冊をつなげなければ長くなりません。このためには、数名作業をしながら周りの状況確認や指示出しを行わなければいけません。チームみんなで同じ目標を達成するために努力しなければいけませんでした。
講習会のなかで、効果的なチームリーダは、「チームを結成したら、メンバーたちに明確なゴール(目標)を伝える」とありました。ゲームを通して、心を同じ目標に向けてあげることでチームがまとまることができることを実感できました。
今後、リーダーシップやその他の技術についてもお話していきたいと思います。
最後に、世界征服を企む謎の国際的秘密組織のショッカーがリーダーシップについて語る内容がとても良いのでリンクを載せておきます。
この動画見てる最中、国際的秘密組織に応募しようかと悩んでしまいました😆