韓国のNICU視察②の続きを書いていきます。
※視察に訪れた病院はどこも環境整備や機器管理がとてもしっかり管理され、ここまでやっているのかと感心させられました。当院でも導入していきたいことが多く、とても勉強になりました。
しかし、今回の目的は、医療機器の使用状況で悪いところは無いかを確認することなので、各病院で発見した少しの不具合などもまとめて記入していきます。
多くの施設で、呼吸器と除細動器(所有しているのは4施設)の日常点検表が行われていました。
しかし、人工呼吸器のステファニーで設定変更ボタンのカバーがされていないことが多く見られました。間違って触れて変更される危険性があります。
また、ケーブルが外れていたり
4病院中3病院でジェルやパッドが置いておりませんでした。
持ってきてもらうと、超音波診断装置と兼用とのことでした。超音波診断装置用ジェルは抵抗値が高いので熱傷の危険性や、専用ジェルより効果が落ちる危険性があります。
韓国のプラグは日本のプラグと形が違います。ほとんどの医療機器がこの形でした。
コンセントは下のような形で、日本のように非常用電源でも色分けはありません。
このタイプのコンセントだと、アースの接続部分に埃が溜まってしまい、大量の漏れ電流が流れた場合発火する恐れや、サビができて漏れ電流が流れにくいことが考えられました。
下のようにカバーしているものもありますが、導入している病院は2施設だけでした。
また、1施設のみカラーコンセントも使用していましたが、ベッドごとに分けているだけとのことで、通常の電源でした。
UPSの電源タップにスイッチが付いているので、気づかないうちに電源がOFFになっている危険性がありました。また、コンセントが壊れており、使用中に抜け落ちてしまうことが考えられました。
また、コンセントが45度ずれているものには埃が溜まりにくいメリットがありますが、アースの破損が多くあったので、定期的に点検が必要だと思いました。
写真ではわかりにくいですが、コンセントの中に大量の埃が溜まっていました。
また、吸引器が床に置かれていたり、酸素が床上すぐにあったりしていました。
酸素流量計が斜めになっていることも多く見られました。
韓国のNICU視察に行ってきました④に続きます。
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