先日、韓国のNICU8病院の視察に行ってきました。
①釜山(プサン)の東亜大学病院から開始し、②大邱(テグ)の漆谷慶北大病院、大邱カトリック大病院、③大田(テジョン)の大全乙支大病院 NICU、④天安(チョナン)の順天鄕大學校 天安病院、⑤ソウル近郊のソウル大学病院、東国大学病院、仁荷大学病院と韓国の主要都市を縦断して視察を行ってきました。
移動時間があるため過密スケジュールになってしまい、各病院での滞在時間は30分〜40分程度でした。
病院全体の病床数は700〜1400床で、 NICUは8床から40床の病院でした。NICU8床の病院は現在拡張工事中で、今後は40床に増床されるそうです。他の施設でも今後、増床して30〜40床になる病院があるとのことで、国の政策によってNICUの増床を行っているそうです。
今回行った病院の中には2年前や4年前にリフォームされた病院があり、施設はもちろん、機器も新しいものが揃っている病院がありました。
どこの病院に行っても入り口からとても綺麗で病院全体でしっかり管理されている印象を受けました。また、通路がとても広かったです。
美術館のような通路でした。
病院出入り口にクリスマスのメッセージが掛けられたり、
壁に可愛いキャラクターがいたり、
NICU通路には可愛らしいウォールステッカーが貼られている病院もありました。
コンビニなどもありました。 なぜか、洋服が売られている病院もありました。
特に驚いたのが、ソウル大学の駐車場でした。ソウル大学は韓国中から患者さんが来るとのことで、地下1階から地下3階までで500台分くらいの駐車場がありましたが、混んでいてなかなか駐車することができませんでした。
今回の視察の目的は、医療機器の使用状況確認でした。
韓国でも臨床工学技士に当たる資格があり、病院でも勤務していますが、採用されている人数がとても少なく(今回行った病院の最多が650床の病院で5人。1326床の病院では2人でした)、NICUで業務を行っている臨床工学技士がいないそうです。
このため、嘉泉大学吉病院(Gachon University Gil Hospital)の孫先生から、韓国の各NICUでどのように医療機器が使用されているのか確認して欲しいとのことで視察に行ってきました。
NICUに入ると、どこに赤ちゃんがいるか示した案内図が置いてある施設があり、赤ちゃんの居場所がすぐにわかっていいなーと思いました。
NICUの中はどの施設もとても綺麗で、5Sがしっかりやられていました。
その中でも、ソウル大学は特別綺麗な印象を受けました。
NICU内の明るさは、少し明るい病院もありましたが、ほとんどが薄暗いNICUになっていました。また、保育器にも厚手のカバーが掛かっていて、赤ちゃんがお腹の中にいる環境と同じになるようになっていました。
環境音に関しても多くの病院で静かでした。
特に順天鄕大學校 天安病院は、静かな環境を作ることに力を入れており、誰もいないんじゃないかと思うくらいとても静かで、びっくりしました。
韓国のNICU視察に行ってきました②へ続きます。
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