皆さんはベッドサイドモニタを使おうとしたときに電源が入らなかったことありませんか?ベッドサイドモニタのなかには、あることが原因で電源が立ち上がらなくなる機器があります。
ベッドサイドモニタは心拍数・SPO2・血圧・呼吸数などがリアルタイムで大きい画面で確認で、患者バイタルに異常がある場合にはアラームでお知らせをしてくれるため、ベッドサイドでの患者バイタル把握のために大変役立つ機器です。
これから入院してくる状態が悪い患者さんのためにあらかじめベッドサイドモニタを準備する場合には少し余裕があるので、万が一ベッドサイドモニタの電源が入らなくても機器交換するなど対応方法があります。
しかし、院内では病棟や外来などで患者さんが急変することもあります。その際にはすぐにベッドサイドモニタを装着させて患者バイタルを確認する必要があるため、電源が入らないことがあると患者さんの治療に影響が発生してしまいます。
ベッドサイドモニタの電源が入らない理由
①機器の故障
②バッテリ充電不足(コンセント差し込みなしの場合)
③バッテリの劣化
①機器の故障
機器の基盤などが故障していると電源が入らなくなることがあります。
②バッテリ充電不足
長期間充電しないでおくとバッテリが放電してしまう機器があります。久しぶりに使う時にコンセントをささないで使うと充電不足のため立ち上がらないことがありますので、保管時は必ず充電を行うようにしましょう。
③バッテリの劣化
バッテリが劣化していると電源が立ち上がらないことがあります。
コンセントをさしているときには電源が立ち上がり、バッテリ表示が満充電になっている機器でも、コンセントを外して電源を入れると数秒(使用前点検中)は電源が入るが、すぐに電源が落ちてしまう機器があります。
この症状はバッテリの劣化が原因になります。
コンセントに接続されていれば立ち上がり、外来から病棟や検査のための患者移動などを行ってもバッテリ稼働が可能なためバッテリの劣化に気づかないことがほとんどだと思います。
しかし、バッテリが劣化した状態で使用し続け、されにバッテリの劣化が進むとコンセントにさしていても電源が入らなくなることがあります。
さいごに
機器の故障やバッテリの劣化などが原因で電源ケーブルをコンセントに差し込んでいても電源が入らず、必要時に使用できないことが発生する危険性あります。
必要な時に使用できないことが起こらないよう定期的な点検やバッテリ交換を行うようにしましょう。