酸素ブレンダーは設定流量が0L/minでも酸素が流れているって知ってましたか?
酸素ブレンダーとは、酸素と空気を混ぜて21〜100%の酸素濃度ガスを供給する装置の事です。
分娩室やNICU・GCUでは、患児に高濃度酸素の投与を避けるためにも必須の装置ですね。
成人では通常の治療で使うことは少ないと思いますが、ネーザルハイフローを使用するときに使います。
酸素ブレンダーは設定した酸素濃度にするために酸素と空気を混ぜていますが、流量が少ないと調整が難しく、目標の酸素濃度に安定させることが出来ない場合があります。濃度を安定させるために常に一定の流量を流して安定させています。
下の写真の場合、流量設定をしていなくても、いつでも40%の酸素が流せるように一定流量が流れて来ます。
流れて来た酸素は装置の下から漏れていきます。
漏れのことをブリードと言います。
漏れ流量のことをブリード流量と言います。
たまに看護師さんから、酸素ブレンダーからシューって音するけど大丈夫ですか?と聞かれることがあります。
耳を近づけてみると、かすかにシューっと漏れの音が聞こえてきますが、正常な漏れで、装置の故障ではありません😉。
ブリード(漏れ)流量は装置によって異なります。少ないものでは2L/min程度のものから、多いものでは15L/min程度にもなります。
100%以外の酸素使用量は上記事を参考にして求めます。
使用していなくても酸素が流れてコストがかかり、年間にすると、数十万、数百万円となることもあります。コスト削減を続けると、いつかは給料アップ⤴︎なんてことがあるかもしれません😋
毎回設定変更することが大変かもしれませんが、酸素ブレンダーを使用しない場合、設定濃度を21%に設定しておくことをオススメします😊
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