ある日、太郎さん(仮名)が、盗んだクレジットカードをガソリンスタンドで使用したという容疑で任意同行を要請されました。
太郎さんは、何かの間違いで、話せばすぐに解決すると思っていましたが、警察署で逮捕されてしまいました。
ここ数か月間、太郎さんの住む地域で車上荒らしが発生しており、現金やクレジットカードが盗まれる被害が多発していました。
その日も車上荒らしが発生したとの通報があり、その数時間後に「盗まれたクレジットカードがガソリンスタンドで使われた」との情報が入ってきました。
ガソリンスタンドの販売記録からクレジットカードが使用された時間を確認し、防犯カメラで確認したところ太郎さんが映っていました。
この映像が証拠となり、太郎さんは逮捕となってしまったのです。
太郎さんは自分の無実を証明しようとしましたが、証明することができず2か月以上が経過しました。
弁護士が検察の証拠資料を確認していたところ、クレジットカード使用の時間と防犯カメラの時間が数分違うことに気が付きました。
現場の防犯カメラを確認したところ、実際の時間と約10分の違いがあることがわかり無実を証明することができました。
逮捕から85日という長い時間が経過して釈放されました。
時間の設定を正しく行われていなかったために、冤罪で逮捕されることもあるんですね。
しかし、人ごとではありません!
入院患者さんが突然心肺停止になり訴訟になった場合、いつからその兆候があったのか過去のベッドサイドモニタ記録紙の提出を求められることがあります。また、どのような対応・処置を行っていたのか看護記録も提出しなければいけません。
時計やベッドサイドモニタの時間がずれていた場合、すぐに対応したにも関わらず、処置を開始した時刻が遅れたと認識され、訴訟で不利な立場になってしまう可能性があります。
このようなことが起きないように時計や各機器の時刻設定を正しく行うことがとても重要です。
特に時計は処置時刻を残す上でとても重要になりますので、定期的な時刻調整をオススメします。電カル導入施設は電カル時間に合わせることが望ましいです。
病院によっては、電波時計を導入している施設がありますね。(電波が入らない病棟もあるので注意してください)
ベッドサイドモニタは時間がずれることがよくあります。時刻調整を行わない期間が長いと15分ずれていたり、
場合によっていは3時間以上ずれていることも考えられます。
普通のベッドサイドモニタは時刻を触ると変更画面に移行します。
また、メニューを押すと「時間」の項目が現れるものがありますので、タッチすると時刻の変更が可能になります。
正しい時刻を知ることにより、振り返りの際にとても役立ちます。
また、訴訟の際には記録用紙の時刻が証拠になりますので、自分の身を守るためにも一度、周りの機器の時刻確認をして見てくださいね。
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