看護師さんから、SOP2モニタが定期的に『プ・プ・プ』って音が鳴るんだけど、これなんですか?という質問を受けました。
質問を受けた機器はNELLCORのN-560という機器でした。
この機器は1世代前のSPO2モニタになりますが、まだまだ現役で活躍している施設も多いのではないでしょうか?大きさもコンパクトでシンプルな作りをしているのでとても使いやすい機器ですね。
さて、看護師さんの質問に対する答えですが、定期的に『プ・プ・プ』と音が鳴る状態というのは、アラームが鳴らない設定になっている時に発生する警報音になります。この設定になっていると3分に1回の警報音が発生します。また、機器をよく見ると、消音ボタンが点滅していますので、外観からも何か普通と違う動きをしているのがわかります。これはほとんど知られていない設定なのではないかと思います。
では、どのようなことをしたらアラームが鳴らないように設定されてしまうのか説明していきます。
この機器はアラーム消音時間の変更ができるという特徴を持っています。
アラーム消音ボタンを押すと、消音ボタンが点灯し、決められた時間の間は異常が発生してもアラームがならないように作製されています。
消音時間の変更方法は、画面右上の「消音ボタン」を押しながら「上矢印」を同時に押すと
30秒
60秒
90秒
120秒
と設定でき、手を離すと設定が確定されます。
これで、任意のアラーム消音時間が決定できました。
自分は30〜120秒の消音時間設定で使うことが望ましいと思います。
ここでさらに、消音ボタンを押しながら上矢印を同時に押すと、OFF OFFとなり、異常な値になっても音が発生しない状態になります。
使用中に異常な値に鳴ると、赤い数字でお知らせしてくれます。しかし、音が鳴らないので離れた場所にいると全く異常に気が付かないので注意が必要です。
使用中の機器操作中に間違ってアラームが鳴らない設定になってしまうことがありますので、気をつけて使用してください。
一回電源を切ると、全ての設定はリセットされますので、何秒に設定して良いかわからない場合は電源を切ることをオススメします。
また余談ですが、電源立ち上げた時に心拍同期音がなってしまって消したい(下げたい)という場合は下ボタンを押すと下げることができます。